【テント 使用レビュー】スノーピーク アメニティドームM 最強の入門テント

エントリーモデルの定番として人気のテント『アメニティドーム』シリーズ。高品質のアウトドアアイテムを販売し、キャンパー憧れのメーカーであるスノーピークから販売されていているテントです。

「名前は知ってるけど、スノーピークってなんだか高いイメージ。」そう思って、購入を迷っている人も多いと思います。

 

この記事では、キャンプ歴20年のぼくが実際に使ってみて、人気の秘密を探ってみようと思います。

テントの購入を迷っているひとの参考になったらうれしいです。

 

アメニティドームは最強! 初心者にこそおすすめしたい。

アメニティドームは、これからキャンプを始める初心者や、高品質なテントで安心して夜を過ごしたい家族におすすめしたいテントです。

 

ポールの色と通すスリーブの色が揃えられていて、初心者にも分かりやすい工夫がしてあるため、説明書がなくてもなんとなく形になってしまうほどの親切設計です。

また、高さをおさえて、流線型のフォルムにすることで、風を受け流すつくりになっているから、強い風が吹いても安心です。

 

実際に使用してみてその実力を検証

検証するにあたって、他のテントとの比較のために僕が感じたとおりに点数をつけることにしました。

 

スノーピーク/アメニティドームMは50点満点中39点です。

 

項目は以下のとおり。

 

・設営が楽

 設営するときの体力的な問題について点数を付けます。

点数が高いほど設営で疲れません。

 

・設営が分かりやすい

 設営するときに悩む部分がないか点数をつけます。

点数が高いほど悩まずに設営ができるということです。

 

・居住性

 室内で過ごすときに快適かどうかで点数をつけます。

点数が高いほど快適に過ごせるということです。

 

・機能性

さまざまな状況に対応できるかどうかを点数にします。

点数が高いほど対応力が高いということです。

 

・価格

点数が高いほど価格が安いということです。

 

それぞれの項目で10段階、合計50点満点で評価しました。

 

今回の検証では、ぼくが一人で設営しました。

また、はじめて設営するテントなので、初心者の方の参考にもなると思います。

 

設営が楽かどうか 8点

方向を確認して、インナーテントを広げます
色分けされたスリーブ入り口
ポール先端にインナーテントのピンを差し込み、立ち上げます。 差し込んだ6か所はペグで固定します。
方向を確認して、フライシートをかぶせます。
前室用の短いポールを前室のスリーブに通し、先端にピンを差し込みます。
前室の下部2か所、後室1か所をペグダウン

風を考えずに設営すると、ペグダウンは最少9か所。張り綱を合わせて17か所です。

風対策をよく考えているだけあり、ペグダウンは少なくありません。

 

高さが低いため、メインのフレームの立ち上げも、フライシートをかけるのも楽です。

 

ちなみに、テントの設営にかかった時間は、35分でした。張り綱も含めると45分程度です。

2人以上でやればもっと早くできると思います。

設営が分かりやすいかどうか 8点

スリーブ入り口が黄色
インナーテント頂点も黄色のふちどり
メインフレームに差し込むピンの部分も黄色
サイドフレームに差し込むピンの部分は緑色
ポールの色も黄色と緑になっている
先端が黄色いポールは黄色い部分を通り、先端が緑色のポールは緑色の部分を通っている

ポールの色と、ピンの場所、スリーブの色がそろっていて分かりやすい。

フライシートをかぶせるところまでは、説明書がなくてもできてしまうでしょう。

 

前室の形が左右対称ではないため、ちょっとわかりにくいですが、一回設営すれば、迷うこともないと思います。

 

 

 

居住性  6点

カタログ数値では床面265cm*265cmで室内高さ150cmとなっています。

 

大人は室内で立つのは難しいですね。

5人用のテントなので、寝る分には、大人2人こども2人なら問題ないと思われます。

こどもが大きくなり、大人と変らない体格になったときは、少し窮屈に感じるかもしれません。

 

前後出入口とベンチレーションが1箇所あり、風通しは普通です。

 

スカートがないため、冬は下から冷たい風が入ってくるかもしれません

 

機能性 8点

出入口は全閉と全開、メッシュの3通りの使い方。

天井にはランタンフックとベンチレーション。

 

電源ケーブルを引き込むための開口はありませんが、必要な機能は満足。

 

前室は左右対称ではありません。ですが思いのほか広く、雨でも2人が食事をとるスペースがあります。入口扉を引き出してキャノピー(ひさし)を出せば、家族4人でもなんとか入れます。荷物や靴を置いておくには十分でしょう。

さらに、左右対称にしないおかげで、前室にもうひとつの出入り口があります。

夜中にトイレに行きたいときなど、ちょっとしたときに簡単に出入りできて便利

 

高さが低いことは、中で立てない不便さを感じますが、風の抵抗が少なくなり、流線形のフォルムは、風を受け流すので、強い風が吹いても安心です。

この辺りの考えは、元々登山用品を扱っていただけあり、「風に負けない」という強い意志を感じます。

 

 

価格  8点

 

メーカー希望価格52,800円と他のエントリーモデルのテントと比較しても普通かちょっとリーズナブルだと思います。(執筆時の実販売価格は38,000円)

 

ポール素材に高級なジュラルミンを使用していて、強度的にも安心。

憧れのスノーピークの製品をこのお値段で手に入れられると考えると、かなり魅力的に見えます。

 

スノーピーク/アメニティドームMはこんなテント

メーカー スノーピーク
メーカー価格 52,800円
テントの種類 ドーム型
立ち上げ方式 スリーブ
ポール 12.8mm・11.8mmジュラルミン
フライシート素材 ポリエステル75D(耐水圧1800mm)
インナーテント素材 ポリエステル68D
ボトム素材 ポリエステル210D(耐水圧1800mm)
床面の大きさ 265×265cm
室内高さ 150cm
ベンチレーション 1か所
人数 5人
重さ 8kg
収納サイズ 74×22×25cm
実力評価
設営の楽さ  8
設営の分かりやすさ  8
居住性  6
機能性  8
価格  9
合計点  39

 

 

スノーピーク/アメニティドームMの他にもこんな商品がおすすめ

コールマン/タフワイドドーム300 スタートパッケージ

 

ピスタ5よりもリーズナブルで基本性能をそなえたテントを探しているひとにおすすめ。インナーテントはピスタ5よりひとまわり大きく、快適。スカートがついていないため、夏の暑い日でも風通しが良い。

現在は、テント単体の商品はラインナップされていないようで、スタートパッケージのみの販売。スタートパッケージはグランドシートとインナーシートがセットになっていてこれから始める方には便利。

【テント 使用レビュー】コールマン タフワイドドーム300で広々キャンプ

 

ogawa(キャンパルジャパン)/ピスタ5

スカート付きで、冬のキャンプを見据えている家族におすすめ。

カラーを新しくして、現在はよりシンプルなデザインになっています。

【テント 使用レビュー】ogawa(キャンパルジャパン)ピスタ5を使ってみて分かった!おすすめの理由

 

 

まとめ

 

スノーピーク/アメニティドームMは高さが低く、大人が中で立つのは難しいものの、素材や耐風性能の点で高い水準のテントでした。

高さが低いおかげで設営もしやすく初心者にも分かりやすいような色分けがされている点も高評価です。

憧れのスノーピーク製品がこの価格で手に入ることも考えると、ファーストテントとしては最強なのではないかと思います。

設営の簡単なドーム型テントを探していて、夏のキャンプを中心に考えている家族や、高品質で安心できるテントをリーズナブルに手に入れたい方におすすめしたいテントです。

流線形フォルムと左右非対称な前室の形もかっこよく、所有欲も満たしてくれるテントだと思います。

 

スノーピーク/アメニティドームMで、安心できる寝床をゲット。家族でおもいっきり楽しみましょう。

 

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hasekura
これまで20年以上キャンプをやってきた「はせくら」といいます。 ぼくが家族でキャンプをやろうと思った時、インターネット上にはその情報が少ないことに気づきました。これまで多くのキャンプをやってきたぼくでも情報が少なくて困ってしまったのだから、これからキャンプを始めようとしているパパママも困っているのでは? そんな思いでこのサイトを立ち上げました。