好きなことを仕事にするって最近流行ってるけど、実際に好きなことを仕事にしていたりしていた人の話を聞きたい!
好きなことを仕事にすることに対して肯定的な意見ばかりが目立つけど、どうなんだろう?
今回は、そんな疑問をお持ちの方に対して、以前、好きなことを仕事にしていた僕が、好きなことを仕事にしたら幸せというわけではない理由について綴っていきます!
目次
僕の経歴
はじめに、僕の経歴について簡単に綴っていきます。
僕は、高校卒業後に某理系大学の工学部に入学しました。
元々、落ちこぼれ理系大学生でしたが、
大学三年生の時に出会った半導体関連の専門講義が自分の心を揺さぶるほど好きになりました。
関連する書籍を10冊ほど読破するくらいハマったくま。
当然、その分野が大好きなわけですから、大学三年時には大好きな分野に関する研究室への配属を希望しました。
その結果、大学四年時には運良くその分野に関する研究室に配属されることになります。
研究室での活動は、すごく楽しかったです。
研究が楽しいっていうと変な奴と思われるかもしれませんが、本当に楽しかった!
それこそ時間なんてどーでもよくなるくらい。
朝9時に来て夜11時に帰宅するなんてのはざらだったね。
それくらい研究にハマったもんですから、もちろん就職もその研究と同じ分野の企業に入社したくなるわけです。
んで、運良く僕は同分野の研究開発を行なっている企業へ就職しました。
内定を貰った時は有頂天でしたし、
「あー、これでもう僕の人生安泰だわ(笑)」
と高を括っていたものです。
無事大学を卒業した僕は、ついに企業への就職を果たす訳ですが、
最終的には1年で退職してしまいました。
それでは、
何故僕が好きなことができる会社に就職したにも関わらず辞めてしまったのか。
この理由について述べていきたいと思う。
好きなことを仕事にしたら幸せというわけではない理由
好きなことを”すること”と”仕事にすること”は異なる
1つ目の理由として、好きなことを“すること”と“仕事にすること”は異なるということが挙げられます。
普段好きなことを“すること”と“仕事にすること”の違いについて考えることなんてよっぽどでない限りないとは思いますが、
僕は、好きなことを仕事にしたことでその違いについて知ることができました。
具体的に、
好きなことを“すること”というのは、
・ 自由(好き勝手)に行える
・ “楽しい/面白い/ワクワクする”みたいな感情を抱ける
・ 幸せを感じられる
といった要素を含んでいますよね。
じゃあ、好きなことを”仕事にする”とどうなるかというと、以下のような感じになります。
・ 行動(好きなこと)を価値として顧客や世の中に提供する
・ 責任を感じる(金銭が絡むため)
・ 幸せを感じるのではなく、相手に幸せを感じてもらう
ただ好きなことを“すること”と“仕事にすること”を比較していただくと、違いが明確にお分りいただけると思います。
極端な話、
好きなことを“すること”と“仕事にすること”は全く別物
なんですね。
好きなことを“すること”は、自分が楽しいことに没頭してればいいだけですが、
仕事にすると、相手に価値を与えたり相手を幸せにすることで対価(お金)を頂かなければなりません。
相手目線で考える必要が出てくる
から好き勝手にはやれないわけだね。
これは、
初期段階で抱いていた好きなことからかけ離れる
ことを意味します。
これが
好きなことを仕事にしたら幸せというわけではない1つ目の理由
です。
好きなことは組織に入ると細分化される
2つ目の理由として、好きなことは組織に入ると細分化されるということが挙げられます。
これは、好きなことを仕事にすることを実現するために、企業に入社した場合を想定した話になりますが、
例えば、僕が以前担当していた研究開発の業務で説明すると、
研究開発には大まかに
提案→設計→測定・評価→検討
という流れがあります。
厳密には、各フェーズはさらに細かく振り分けられるのですが、従業員はこの内の1つの業務に携わることになります。
そして携わる業務はランダムに決定されるため、
設計をやりたいと思っていたのに実際は測定・評価が中心だった!
みたいなことはざらにあります。
これは、
恐らくどの職種でも起こること
だと思います。
そもそも全てのフェーズを1人で担当するなんてことは大規模な開発では不可能です…が、大学の研究とかだとそれが可能だったりします(笑)
そして、もし自分がやりたくないフェーズを担当することになったり、
あるいは全体を担当したかったと考える人は仕事が嫌になってくると思います。
ちなみに好きなことを仕事にしたい方の中で、
あるフェーズだけを担当したい人や全体を担当したい!
という方は、会社を設立するのが一番近道だと思いますね。
あるフェーズだけを担当するのであれば、それ以外をアウトソーシング、全体を担当するのであれば、従業員を雇ってマネジメントするイメージだくま。
これが好きなことを仕事にしたら幸せというわけではない2つ目の理由です。
好きなことをするのは1割、発信が9割
3つ目の理由として、好きなことをするのは1割、発信が9割ということが挙げられます。
これは、1つ目の理由として挙げた
好きなことを”すること”と”仕事にすること”は異なる
に追従する内容なのですが、あなたが好きなことをしたとしたら、その情報を顧客に発信(提供)しなければ仕事は成り立ちませんよね?
例えば、僕が当時会社に勤めていた時の話をしましょう。
僕は、開発行程の一部である製品の測定業務を担当していましたが、測定をし終わった後に顧客に対してその結果を発信していました。
このように書くと、
測定業務に9割型力を入れて、発信業務は1割程度に力を入れている
と思われるかもしれませんが、実際は、
測定業務が1割、発信業務は9割
なんですね。
発信業務というのは、
顧客へ発信する測定結果をレポートにまとめたり、口頭で伝えたり議論する業務
のことで、実は顧客からしてみればこの業務が一番重要なんですね。
よく、報連相が大切だと企業の人事が新入社員に対して言ったりしますが、まさに発信業務のことを意味しています。
発信業務の質が低いと、顧客の信頼を失ったり、今後のビジネスに影響を及ぼすくま!
この発信業務は、Youtuberやブロガーでいうところの動画編集やブログの執筆にあたると考えています。
そう考えるとイメージ湧きやすいですよね。
これが好きなことを仕事にしたら幸せというわけではない3つ目の理由です。
結論
この出来事から学んだことは、
仕事をしていない段階で好きな仕事なんて分かるはずがない
ということです。
恐らく、社会人になる前の読者さんは仕事について○○になりたいなという願望がある方も多いと思います。
でも、その職業の仕事内容がどういったものなのかは、
説明会やインターンシップで少しは知ることができたとしても、
ほとんどは入社後に知ることになります。
つまり、どんな職業であれその仕事は、
仕事をすることでしか自分に合う合わないを知ることができない
わけです。
にも関わらず、僕は
研究で取り組んだこと = 会社での仕事内容
と勘違いしてしまった訳です。
こういった思い込みって多分沢山あるのではないかと僕は考えています。
そして、好きなことを基準に仕事を選んだ場合、入社後そのギャップにほぼ確実にショックを受けると思います(笑)
だから、好きなことを仕事にするという基準で就職活動するよりも、
・ 自分の行為を価値として顧客に提供できる
・ 責任を持って成し遂げられる
・ 相手を幸せにすることができる
ことはなんなのだろうかと考えた方が
自分も、顧客も、第三者も、みんな幸せなので
最終的にはうまくいくのではないかと考えています。
なんで最終的にうまくいくと思うかというと、会社は、社会貢献のために存在するからだくま!
そして、それが好きなことだったら万々歳ですね。
そういった意味では、
組織に属さない方が本当の意味で好きなことを仕事にできる
のかもしれません。
しかし、好きなことだけをするということは、
好きじゃない仕事を誰かに任せることになる
→ 資金が必要である
ことも頭に入れておく必要があります!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もしこの記事を読んでいるあなたが、好きなことを仕事にしたいと思っていたり、
好きなことを仕事にすることに対して否定的な意見を求めていたのであれば、参考にしていただければなと思います。
この記事を読んでいる読者の皆さんの就職活動がうまくいくことを祈っております!
応援してるくま!